(第1回)“小林牧場“

小林にもこんなところが、こんな動物が棲んでいるのかなど意外と知られていない牧場の歴史などを紹介します。  第1回は「小林牧場」です。ご存知のように、小林牧場の桜花は「印西八景」に指定され、お花見の時期は多くの方々で賑わいます。シーズンを終えると、散歩やウオーキングで汗を流す人々が行き交う静かな牧場となります。(下田)

歴史

小林牧場は、大井競馬場(昭和25年開設)の競走馬の育成と調教を目的として、八王子牧場から昭和40年4月に移転し開設されました。昭和39年、東京オリンピックの近代五種競技の馬術馬を調教したのが、八王子の最後の務めとなり、翌年に今の小林に引っ越してきたそうです。それまで荒野であった小林の地を開墾し牧場としました。観光牧場として、憩いの場やレクリエーション施設を設け、周辺住民に開放する方針を打ち出しました。正式名称は「特別区競馬組合小林牧場」と呼ばれ、特別区競馬組合が競走馬で活躍する馬の休養・育成、および飼料作物の栽培などの事業を行い現在に至っています。

規模

小林牧場全体図

小林牧場全体図

小林牧場の総面積は45万㎡(東京ドーム面積4.6万㎡の約10倍)、約半分樹林で占められています。緑豊かな牧場で、牧場の中を散策すると、心が洗われた気分になるのも豊かな森の恵みによるものではないでしょうか。調教用の馬場は、管理事務所側に外1,100m、内910mの二つのコース、道路の反対側(キャンプ場側)には420mのコースもあります。

見所

小林牧場は、「競走馬」の牧場です。1,100mの馬場で練習している雄姿を見ることができませんが、その代わり、沿道より垣間見ることができます。では、走っているのを見るのは?夜空を照らす美しい光線のなかで繰り広げられ、人気の高い大井競馬のツウインクルレース(名前のとおり正に「きらきら輝いている」レース)がお勧めです。

只今ウォーキング中

只今ウォーキング中

会社帰りの女性や家族連れにも、野球のナイター観戦感覚で見られるのが特徴だそうです。牧場には約230余頭の馬が生活しており、大井競馬開催時には小林牧場から大型の馬輸送車で毎朝30~40頭近くがご出勤です。

小林牧場満開の桜

満開の桜

一帯にはソメイヨシノ、八重桜、シダレ桜、山桜等350本の桜が植えられており、3月末から4月末までは花見の絶好のスポットになります。200Mにわたる桜並木は、正に豪華そのものです。種類も本数も多く、見頃の期間も長く毎年賑わいを見せています。殆どの桜の樹齢は48年にもなります。キャンプ場も併設されており、夏場ともなると自然とのふれあいの場となります。野鳥がさえずる中、子供たちの楽しい思い出づくりが行われています。