先日こんな質問を受けました。 「70歳を過ぎて体力の衰えを実感しウオーキングを勧められたが、かえって足や膝を痛めるような気がする。本当に歩くことは良いことなんだろうか?」 70代半ばの男性からの問い掛けでした。
また、60代後半の男性も、「歩くのは良いと言われてても続かないんだよね」 このように考える方が多いのが現状です。
私は「一日30分でもいいから歩いて下さい。週3回程度でも効果がありますよ」とお答えしています。なぜなら、まず第一に「歩くことにより関節に負荷を掛け、骨や筋肉を鍛えることが出来る」 第二に歩くことで、ベータエンドルフィン・エンケファーリンといった脳内で造られる快楽ホルモンが分泌されるからです。
70歳以上の方でも、週3回程度の散歩で、加齢に伴う脳の衰えを防止できるとされています。特に老化の影響を受けやすいとされる計画力や協調性、行動の抑制などの脳の頭部(前頭葉)が司る機能に改善・向上の効果が表れています。
大腿部と腰は人間の筋肉の70%以上を占めています。中腰や「つま先立」など筋肉の収縮が脳に強烈な刺激を与え、スタミナとやる気力が出てきます。
そのためには準備体操として(内臓強化や寝たきり防止にもつながる⇒)足指をほぐし、(けがや転倒予防になる⇒)足首をよ~く回し、アキレス腱やふくらはぎをゆっくりと静かに充分に伸ばすことを行ってください。
膝痛や腰痛のある方は、膝や腰に負担の掛らない「水中ウォ―キング」も非常に効果がありますよ。
ウォ―キングを実践し、楽しみながら心身の老化を軽減していきしょう!!
<池田>