(第30回) 小林近辺の歴史

小林近辺には2万7千年前の旧石器時代からの住居あとなどの遺跡が発見されています。

右図の茶色の部分は今の標高20~30mの台地(鳥見神社を中心とした地域)で、その周りの青い部分は、1,000年前以前には海進、海退により幾度となく海になったり、陸になったりを繰り返していました。右図の地形は1,000年前のイメージ図で、下側には大まかな年表を載せてありますが、今の小林大門下近くにあるセーブオンの前の印牧方面道路は、「瀧水寺裏遺跡」と言われ2万7千年前。道作古墳の前の道路は「道作古墳群遺跡」として1万5千年前の遺跡が道路工事の際に発見し、発掘されています。

石器時代の人はこの辺りに定住していた訳ではなく、糧を得るために狩猟・採集で絶えず移動していたようです。

この年表を見ると、江戸時代から平成までの400年間がほんの一瞬の期間と言う時間の流れであり、我々が今整備をしている道作古墳にしてもたかだか1,500年前ということで、正にこの地域の歴史の長さ、ロマンを感じてしまいます。

この地域の遺跡・古墳の位置関係の分かる「航空写真」についても作成、用意してますので必要なかたは配布します。声を掛けてください。                   <下田>

遺跡・古墳・神社のある台地の周りは「香取の海」です

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