「第20回小林鯉のぼり大会」ダイジェスト

 今年も4月13日から5月5日までの土・日曜及び祝日に、印西市小林地区にある調整池(カルガモの池)の土手で70匹の鯉のぼりを掲揚しました。  (下田記)

 最終日に当たる5月5日(月・祝日)には、お子様達に人気のある「綿菓子」を無料提供したり、子ども鯉のぼりの「塗絵」(子ども鯉のぼり制作)を描いてもらったりして70匹の鯉のぼりの周りには多くの見学者で賑わいました。 この日は「ケーブルテレビ」会社が朝から撮影に来ており後日放映され広くPRして貰いました。 当日の見学者は約300名で、今までにない人手で、大盛況でした。

<<以下に今回の鯉のぼり大会模様をダイジェストで紹介します>>

5月5日は、小林鯉のぼり最終日。綿菓子の無料提供のコーナには朝10時オープンになると多くのお子さまが集まって来ました。

朝10時にイベントがスタートしましたが、初めのうちは風が殆どなく「鯉のぼり」も元気がありませんでした。

 

 

 

 

鯉のぼりのすぐ下には池の中を元気に泳ぐ本物の「鯉」が暴れていました鯉のぼりは70匹掲揚してますが池の中の鯉は何匹いるのか全くわかりません。ただ真鯉と緋鯉が沢山いることだけは確かなようです。
そういえば、池の端っこには「スッポン」の姿も見ることができます。暖かくなってきた5月には、その姿も見ることができます。良く池の西側のコンクリート製の坂道でスッポンが甲羅干しをしてるのを見かけますが、人の気配を感じ取ると、素早く池の水に飛び込んで二度と浮かんで来ないので、写真撮影は結構難しいようです。

綿菓子の提供と同時に「塗り絵」(子ども鯉のぼり制作)も始まりました。絵を塗った後は作品掲示板に展示して、見学者の皆さんに見て頂きました。

調整池の東側にある「砂田」町内から西側を見ると、毎年、ちょうど5月5日には田植えも終わります。今年も5日でした。

 今年の鯉のぼり掲揚中には幾つかのトラブルが発生しました。鯉のぼりが泳ぐにはある程度の「風」が必須ですが、風速6mを超えると掲揚禁止にしてます。ただ、調整池の周りは風が風速4m以下であっても、「風が巻く」ようで、一定方向だけの向きにだけ風が吹くのではなく、短時間に風向きが変わってるみたいで鯉のぼりが支柱に絡まったり、鯉のぼり同士が絡み合ったりしてます。絡み合った状態ですと、夕方5時に鯉のぼりを下すことが非常に難しくなります。今年は特に「絡み」の事態が多くて、「ほぐす」のに結構苦労しました。地形上も調整池の斜面を利用してるためハシゴを掛けてほぐす作業をするのも危険であるため避けざるをえませんでした。

 

 

 

手作業で「ロープと鯉のぼりの絡み」をほぐすこともありました。
「絡み」は発生したら即ほぐす作業をすれば簡単に解決できるはずですが、何時風の向きが変わるかも予測できず、結果的に長時間絡みあって、よく言われる「こんがら かって」しまうことが多かったようでした。

カルガモの池で見かける生き物

冒頭に鯉のぼり会場なっている「調整池 カルガモの池」には真鯉や緋鯉、そしてスッポンが多く生息していると紹介しましたが、スッポンは冬場は殆ど見ることはありません。ただ5月になると、池の西側の坂道で甲羅干ししてるスッポンを見かけるようになります。と言っても亀と違い背中の部分は亀と違って固くなく、柔らかくなっていて身体も柔軟性に富んでいるようです。鉄枠の上からカメラを向けようとすると、非常に敏感に人気をキャッチし、アッという間に池に飛び込んでしまい、暫くは戻ってきません。亀と比べたら敏捷性に各段と差があります。近くの田んぼの脇の小川にも結構スッポンがいるようです。

5月くらいから池の畔に寝そべってる姿を良くみかけます。⇩

この池は通称で「カルガモの池」と呼んでいますが、正式名称は「小林物木雨水調整池」です。主に小林大門下(牧の里南町内会)世帯から流れ出る雨水が下水とは別ルートで流れ込んできます。そして雨量が多い時は、東側にある排水口を超えて下流地域にある砂田、本埜経由で利根川、将監川方面に向かって流れていきます。この一帯が造成されてから30年以上経っていますので、池の底には土砂が相当量堆積されていて最近は水面10cm~20cmくらいには泥が見えてきて、生息している鯉らは腹が底の泥にこすられてるようで、少し可哀そうな状況です。こんな状態なので夏場になると、ヘドロの大量発生、水温の上昇、そして悪臭がひどくなり、行政では薬剤散布などで応急措置はしてくれてるようですが、そろそろ「浚渫工事」で土砂の撤去当の抜本的な措置が必要な時期になってるかもしれません。排水口があるため「規定水位」を超えることはないとは思いますが、水量ではなく堆積土砂が増す一方で、生き物の生息に影響が出てきてるかもしれません。

通称となっている、「カルガモ」ですが、冬場には100羽くらいが集まって泳いでいるのですが、4月、5月からは「繁殖期」になるため池からはペアを組んで周辺の藪等に移り住んでいきます。従って「小林鯉のぼり」の時期は池には殆ど個体が残りません。

今週辺りには物木あたりの田んぼには田植えを終えて水が一杯の田、畦道にカルガモのカップルが餌を漁っているのを見かけました。秋が近くなるとまた「カルガモの池」に親子揃って集まってくると思います。一時は、大型の鯉のぼりが頭上で泳いでいるので、驚いてどこかに逃げたという声が出てましたが、そうではなく周辺の藪等に潜んで居たみたいです。小林住みよいまちづくり会の鯉のぼりが鯉を脅かしたと犯人扱いと噂されてましたが。

カルガモは、冬場には池全体で100羽くらいになります。

 

昨年の2月3月には毎朝のように1羽だけが決まった池の畔の小枝に来ていました。残念ながら今年は、素早く飛び回ってるだけで羽を休めることはありませんでした。

 

迷ってきたのでしょうか、昨年には「コブハクチョウ」が短い期間でしたが、近くの田んぼと、カルガモの池に来てました。