当初9日に予定してましたが、その後週末の天気が悪く23日に延期し「見学会」実施しました。
今日23日は道作古墳群広場の桜の花は見ることは出来ませんでしたが、穏やかな春の雰囲気が漂うなか、お茶や珈琲を飲みながら静かな歴史感ある林に囲まれた中でのんびりした時を過ごされた方も多かった気がします。
近くの小林牧場に向かう路の両側には「八重桜」が満開で、それを見に来るお客様も随分と多かったように見受けられました。
「道作古墳見学会」にも立ち寄ってもらい、3万年前からの周辺の遺跡位置の確認、1万5千年前の縄文土器を目の前にしながら数々の質問をする方々も沢山来てくれました。ほとんどの皆様は、道作古墳のすぐ前の谷津(利根川より)が昔は海だったことにビックリしてました。それも大昔のことではなく、たかだか1000年前に「香取の海」だったとは。
この近辺には「木下貝層」が今なお幾つかの箇所で見ることができますが、12万年前くらいに千葉県のほとんどが海の底だったことを紹介したパネルにも興味を示された人も多くいました。
すぐ前の道路には旧石器時代の遺跡が出土されてますが、縄文時代等の遺跡も近くにあり周りには人が住んでいたのでしょう。そしてその後1万3千年、4千年を経た古墳時代の6世紀後半に造築された「道作古墳」を目の前にして、見学会に来られた方々はそれぞれの感慨を持たれたことと思います。
一時は「ロケ地」で話題となった近くの「大えのき」の写真も展示しましたが、今は無残にも根元から台風で折れてしまっており、以前のその美しかった姿を写真で懐かしんでる人も多かったようでした。