11月20日に「小林ウオーキング」を開催しましたが、専念寺近くの浸透池で「貝層」らしき箇所があったのを気付かれましたでしょうか?簡単に説明をしたつもりですが、印西の各地に同じような貝層が見られるみたいです。
一番有名なのはもちろん旧印旛高校跡地にある天然記念物の「木下貝層」ですが、小林地域の幾つかの場所にも良く観察してみると12万年以上前に海だった頃に堆積された地層が見られます。その中に当時の貝類が含まれ、今見られるものは、非常に硬く江戸時代の頃から「石材」として活用されたとのことです。
今回案内しました上述の専念寺近くの池は、本来浸透池ですから、雨水等が早々に地中に浸み込んでいくはずなのですが、表面の「関東ローム層」の部分は水はけは良いのですが、木下貝層に当たってしまっており、石材で使われる土質ですからコンクリートと同じでなかなか水が抜けないような状態になっているようです。折角雨水を抜くために造った「浸透池」ですが、恒久池となってしまってるように見受けられます。(下田)