小林ウオーキング大会及び道作古墳群見学会を開催しました。

11月17日(土) 2、3日前までの天気予報では雨が必至のようだったので心配していましたが直前になり晴れマークに変わりました。おかげさまで、青空の下で二つのイベントを無事開催することができました。

ウオーキング大会は朝9時スタート。参加者41名に当会のスタッフやボランティアでお手伝いして頂いた方を含めると総勢50名を超える規模になりました。道作古墳での休憩では、古墳の出土品である下総型円筒埴輪や近くの馬場遺跡で発掘された土偶などの展示品を見て貰いました。30分くらいの休憩で次の目的地である、宮作にある竹林を抜け、小林八坂神社、稲荷神社(南弘防帰国稲荷大神)、光明寺へと向かいました。

昔は標高の低い所は、「香取の海」として今の霞ヶ浦、利根川、手賀沼を含めて海となっており、標高20m、30mの台地は古墳や神社が多くある台地は昔のそのままの姿をとどめています。

コース上の、主な名所等について紹介します。

 


道作古墳から一気に谷津を下ると竹林があり、右手には田園、左手が山側になります。上の方に手造りのツリーハウスを見て間もなく「クヌギ」の大木が現れます。そこは、カナブン、アオカナブン、コクワガタ、ノコギリクワガタ、カブトムシ。そしてキイロスズメバチを数多く見かけました。特に今年は6月~10月のかけて入れ替わり立ち替わりにいろんな種類の甲虫類を見ました。それも多量に。

宮作の谷津田 見学をした直後に谷津に向けて下ると9月に収穫を終えた田には二番穂で一面が覆われていました。ここ一帯は猛禽類のサシバ、そしてアオサギ、チュウサギも多くみかけるし、甲虫のカブトムシ、クワガタ、蝶のクロコノマチョウ。 ザリガニ、カエルなども多く自然の宝庫になっています。そういえば、2m近いアオダイショウも良く見かけますね

例年ですと朱色に色づいてる頃なのですが、ちょっと早過ぎたみたいです。

11月29日には見事に色づいていました。
2週間でこんなにも秋が深まりました。

あと1週間もすると辺り一面が赤く染まりそうです。(2018.11.29朝)

 

 

道作古墳見学会には、印西市高齢者クラブ連合会の”木下・小林支部”の皆様が「支部交流研修会」として今回ウオーキングとは別なイベント企画として参加して頂きました。44名の参加者で、皆様が小林地域の歴史に興味を持たれてたようです。その他、見学会だけを見にきて頂いた方や、遠方より来られた専門家もおられ計6名ほどが参加されました。

市生涯学習課の担当から道作古墳群の説明をしてもらうとともに、1号、4号、5号古墳を実際に見て回りました。

ウーキング大会の皆様が道作古墳に到着する前に、連合会クラブ44名の皆様が揃ったところで「木下・小林支部交流研修会」が、支部長のご挨拶から始まりました。

市教育委員会から道作古墳群について説明がありました。

ウオーキングの皆様も道作古墳群広場に到着し、合流しました。

近辺の遺跡、古墳から出土された土偶や埴輪の展示説明、そしてパネルによる「歴史、自然、伝統行事」なども紹介しました。

高齢者クラブの木下・小林支部交流研修会と合流した頃には100名を超える人数になり、道作古墳群広場は人で溢れんばかりになり、広場開設以来の人出だったかもしれません。

展示パネルには、新たな地層として話題となっているチバ二アン、人類(ホモサピエンス)がアフリカを出て全世界に拡散し、日本列島には3万8千年前に渡ってきて、そして印西(特に小林近辺)に到達し2万7千年前の「瀧水寺裏遺跡」、「道作古墳群遺跡」(道作古墳前の道路下が1万5千年前の遺跡)につながっていく過程。更に国の天然記念物の木下貝層の成り立ち、小林の前は香取の海だった状況(下図の「地形の変遷」などを資料として載せましたので参考に目を通して頂ければと思います。

掲示したパネルの一部は次のとおりですが、小さい字小さい絵となってしまいましたがご容赦願います。