春の道作古墳見学会を4月6日(日)に開催しました

  道作古墳見学会(各種イベント含む)の開催

 ちょうど桜が咲き始めた4月6日に道作古墳見学会を開催し多くの方々に参加して頂きました。天気の方も前日からの雨を心配してましたが、晴れとはいきませんでしたが午前9時のが大会開始時間には何とか小雨から「くもり」に好転し、当初の予定通りのスケジュールで、近辺で発掘出土された土器・埴輪などの展示、印西市生涯学習課からの説明、「カラフルスタイル」による唄と演奏、「ドラム・ピース」による演奏、「お楽しみビンゴ大会」が多数の来場者を迎え開催しました。ただ、参加を予定していた何人かの方は、朝のうちの小雨模様で残念ながら参加を断念された人もいたようで主催者側としては逆に恐縮しております。 (広報 下田)

1.見学会模様                                  

出土した埴輪、土器、魚・動物の骨など市学芸員からの説明に耳を傾ける参加者

写真右側の長い筒状の土器は「下総型埴輪」。

左側写真の下部の土器破片は昨晩からの雨で1号古墳の土壌から露出してきたもの。

 

展示品の後方の道作1号古墳から出土された土器の他、すぐ前の道路の整備工事時に発掘された「道作古墳群遺跡」(15,000年前の旧石器・先土器時代)、古墳から東に200mの所にある鳥見神社前の道路下で発掘された「馬場遺跡」(3,000年前の独土器縄文時代)の土器類が並べられています。

古墳時代に築造された道作古墳群の1号、4号、5号古墳並びに、1万5千年前旧石器(先土器)時代から続く近辺の歴史等について学芸員からの説明

1号古墳のある「道作古墳歴史広場」に隣接する私有地の6号古墳についても今回は見学しました。

道作古墳群遺跡(1万5千年前)付近
道作古墳の脇の道路。土坑などが発掘されました。

馬場遺跡(鳥見神社の鳥居前の道路)

 

2.歌と演奏のイベント

今回の道作古墳見学会には、歌や演奏のイベントを合わせて楽しんで貰いました。

カラフルスタイルによる歌と演奏。

演奏しているカラフルスタイルの後方にはヤマザクラが綺麗に咲いていました。

ドラム・ピースによる沢山の種類の太鼓(アフリカの国々)演奏。参加者が円陣となりリーダの指導で初歩の敲き方から学びました。皆さん手が痛くなるまで叩いていたようで、熱中し大いに楽しんでいました。

 

本格的な春の訪れ(桜が咲き、道作古墳の脇の小川には蛙の卵やオタマジャクシが現れて来ました)

 

道作古墳前の路を南側に10mくらい下りると竹藪に入ります。その先には田んぼがあり、横に田んぼ川もあり「ガマガエル(ヒキガエル)の卵がありました。産卵を控えてるよいうです。その量は今年は異常に多いように感じました。    3月31日に撮影したガマガエルの卵です。

 4月15日に同一の小川に行くと可愛いオタマジャクシが何百匹かわかりませんが、数えきれない数のオタマジャクシが固まっていました。

 

 

いずれにしましても、道作古墳の南側の谷津地域は田園、林間が多く自然に恵まれており小動物の宝庫となっております。標高30mくらいの台地にある道作古墳あたりは旧石器時代、縄文時代と2万年前から余り変わらない地形かもしれませんが、古墳から歩いて2,3分下った谷津地帯は生き物の種類も全く異なっています。

台地の上は、道作古墳のヤマザクラ、そして近くの小林牧場のサクラ並木(ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤエザクラ、オオシマザクラなど)。小林地域は、3月末から4月中旬に掛けては「春らんまん」の様相を呈しています。

道作見学会翌日(4月7日)の小林牧場サクラ並木

道作古墳歴史広場(4月7日、道作4号墳)

道作古墳1号墳とその周りのサクラ (4月7日)