前日に予定していましたが雨のため順延となった、小林ウオーキング&古墳見学会は正に晩秋の小春日和ともいえる暖かな中、典型的な里山地域で行われました。参加者の皆様はお喋りしながら、ノンビリと歩き、のどかな一日を過ごすことができたようでした。
約60名の参加者で約7.5kmのコースを歩き、途中、龍湖寺のご住職からの説法に耳を傾けたり、道作古墳群広場では道作古墳付近で出土された縄文時代の土器類の展示、パネル板には旧石器時代からの小林付近の地形の移り変わり、小林の自然紹介、テレビ・映画のロケ地となり昨年、一昨年とウオーキングで訪れた中根のエノキの写真など多数の展示品を見て頂きました。
道作古墳群遺跡や馬場遺跡から発掘された「土偶」などに見入る参加者の皆様。3,000年程前の縄文時代の土器類が多いようでした。左側には、馬込遺跡出土の2棟の7重の「瓦塔」(県指定)、その奥には付近で見かける昆虫、鳥、両生類の写真。
パネルには12万年前、2万年前、6,000年前、3,000年前の小林を含めた千葉県の地形の変遷を紹介したり、平成5年頃の小林地区の航空写真も掲示しました。同じ場所に3万年もの期間に人が時代時代に住んだり、狩りのため移動していたりしたことを想像すると、この地域の「歴史のロマン」を感じるようでした。