以前から当会で草刈・整備を行って来てました「道作古墳群」のうち一番大きな、全長46mもある道作1号古墳の発掘調査が、市教育委員会生涯学習課と(財)印旛郡市文化財センターにより、本年8月から行われてきました。夏場の発掘作業で大変に苦労されたのではないかと思います。古墳の周辺はまだまだ自然が残る地域で、正に雑木林で囲まれており蚊なども多く決して好条件での環境ではなかったのではないかと想像できます。頻繁に我々が草刈り作業をやっていますので、その点は十分理解できます。

調査の結果は、①後円部の墳頂部に筑波石の天井石で覆われた箱式石棺が検出  ②今まで6世紀後半の造築と考えられていた古墳がどうも6世紀中頃の造築とのこと  ③石の厚さから想定すると埋葬されている被葬者は相当な権力者だったらしい ④広場側から墳頂部に上る途中には土層の形態からみると祭壇的な場が設けられていた可能性もあるとのこと

今週末には東工大メンバーによる地中レーダ探索も昨年に引き続き行われるとのことなので、今後も新たな発見が明らかになる可能性があるかもしれない。

周りには2号、3号、6号古墳など過去の測量調査だけで止まっている30mを超える大型の前方後円墳がひっそりと佇んでいるため、今後の調査等で、特に1号古墳を核とした古墳群の全体像が見えてくるのが楽しみである。

今回の1号古墳の調査は確認調査だけであるので、原状復帰ということでそのままの土で今は埋め戻されている。このため、草刈り作業をやっている当会としては、人が眠っているということをふまえ、今まで以上に、より慎重に草刈りを実施しようと考えている。

発掘作業初日。これからトレンチを掘っていくことから始まる。

8月26日には発掘の作業が概ね終わり、現地にて説明会が開催された

石棺が明らかになり皆さん興味津々で見入る