令和7年7月7日(月)、今年も小林地区の夏祭りが始まり、台方八坂神社にて祇園祭神事が執り行われました。昨年に続き快晴でした。神事は午前11時から予定通り進められましたが、午前中でも33度を超える暑さで、正に真夏日。神社は高台に位置しているが風もなく体感的には猛暑そのものでした。 式典に参列されてる方々は写真のように祭り衣装に身を固めており、その暑さは尋常ではなさそうです。しかし神事ですので、風を送る仕草もなく、露出をなるべく控えた服装と神妙な動きで一連の所作をこなされていたようです。
昨年の「山祭り」も非常に暑い日でしたが、開催日の7月7日が日曜日だったためか、青年部の若者の参加も多いようでした。今年は7日が月曜日だったこともあり、やや参加者が少ないようでした。
令和7年7月7日(月)、今年も小林地区の夏祭りが始まり、台方八坂神社にて祇園祭神事が執り行われました。昨年に続き快晴でした。神事は午前11時から予定通り進められましたが、午前中でも33度を超える暑さで、正に真夏日。神社は高台に位置しているが風もなく体感的には猛暑そのものでした。 式典に参列されてる方々は写真のように祭り衣装に身を固めており、その暑さは尋常ではなさそうです。しかし神事ですので、風を送る仕草もなく、露出をなるべく控えた服装と神妙な動きで一連の所作をこなされていたようです。
昨年の「山祭り」も非常に暑い日でしたが、開催日の7月7日が日曜日だったためか、青年部の若者の参加も多いようでした。今年は7日が月曜日だったこともあり、やや参加者が少ないようでした。
小林八坂神社は、「天王様」と呼ばれている京都祇園の八坂神社を原点とする、祇園牛頭天王(ゴズテンノウ)を信仰していると云われています。 江戸時代末期に、当時の小林村台方周辺で疫病が流行して困ってるところに、上総国松之郷(現在は東金市)にある牛頭天王様が疫病除けに霊験があるとの噂を聞き、疫病退散のご祈祷を受けるべくお願いしたところ、罹災者は快方に向かい村中を危機から救えることになったとのことです。これを機に台方を中心に、馬場、砂田、新田の4地区全体で「天王様」として小林祇園祭を開催する運びとなったとのことです。 しかし、神輿や山車の渡御(巡行、巡幸、練り歩き)は、特に小林一帯は「作」と呼ばれる谷津の坂道が多く、広域でもあることから、今では八坂神社が分祀され馬場は鳥見神社境内に、砂田は愛宕神社境内にそれぞれ「八坂神社」が建てられて祀られております。なお、新田のお祭りはその時に廃止されてようです。それでも、今年の馬場のお祭りを見て回ったのですが、低い標高6mから高台の26mまでの上り下りの坂道を約5㎞の行程を神輿等で回るのは極めて厳しいものがありました。江戸時代のお祭りはどの程度の距離を巡行したかは定かではありませんが相当にハードな「お祭り」だったことが想像されます。
小林地区の今後のお祭り予定は、次のとおりです。
<夏祭り> ①7月12日(土) 馬場町内会(馬場八坂神社祭礼 神事:11時) ②7月19日(土) 砂田町内会(砂田八坂神社祇園祭 神事:13時)
③7月20日(日) 台方町内会・牧の里中町内会(八坂神社祇園祭 神事10時30分)
<秋祭り> ④10月4日(土) 牧の里南町内会(牧の里南町内会秋祭り)
馬場八坂神社祭礼 7月12日 (馬場町内会)
小林地区で毎年夏祭りの先陣を切って開催するのは、馬場町内会主催の「馬場八坂神社祭礼」です。今年は7月12日土曜日に行われます。昨日まではまさに猛暑でしたが、11日(金)からは梅雨時のやや涼しい天候が続くみたいです。 開催場所は小林鳥見神社境内にある「馬場八坂神社」を拠点にして神事から始まり、大神前を宮出し、馬場地区各域を神輿、山車による渡御(巡行・練り歩き)が行われる予定です。
馬場のお祭りは高いところで標高27m。低いところで標高6mの台地から谷津の地域を登ったり下りたりし、4km以上の距離を歩く、結構ハードなコースと7なっています。
宮出しした神社から300m進むと写真の小林小学校裏門(標高26mくらい)の上り路があり、そこから一気に窪地という谷にあたる地域まで20m下ります。そこからまた折り返して小林小学校の正門前まで登るようです。
昔からの「長屋門」のある庭は「宿」となっており、大休憩を取っていました。

JR成田線を渡り、暫く田園地帯を歩くと「356号線」の道路に出ます。JR を超えて、田園を超えて、356号線に出ても「馬場町内」です。巡行・練り歩きの距離は4kmを超え高低差も25mを3回は上り下りするなど、小林地区の祭りの中でも圧倒的にハードなコースとなっているようです。

旧の356線道路から先を見ると前方に成田線の踏切、その先には現在の国道356線。そして宿となっている「ネモト種苗店」が遠くに見えます。 左側の建物’(3軒)は明治22年から昭和31年まで 小林小学校のあった場所ですが、現在は新たに住宅が建てられ地元の方が住まわれています。 冒頭に掲載の現在の高台の「ひこちやま」にある小林小学校は昭和31年に移転し、すでに木造から 昭和57年には鉄筋コンクリート建ての新校舎へと変遷しているようです。
一方で、ひこちやまに建てられた小林小学校は、グランドとなっている土地は、「駒形北遺跡」が在った場所で、縄文・弥生・古墳時代等の住居跡が発掘された場所でもあるようです。小林小学校は明治5年に「学制」が公布された後の明治7年(1874年)から創立150周年を迎えた歴史ある学校であるようですが、現在の地自体も更に1万年前から人が住んでいたとは驚かされます。
砂田八坂神社祇園祭り(砂田町内会) 19日

続いて町内を神輿、山車の巡行(渡御)のため、「宮出し」が行われました。
s1週間前の馬場八坂神社祭礼は気温が26度くらいでしたが、今日は暑さがぶり返して34度くらいに上昇しそうで事務局側は噴霧ツールの「ミスト器」を2台設置するなど暑さ対策に準備万端の
ようでした。
宮出しして、まずは「グループホーム」に向かいました。以前は8か所くらいの「宿」を設け、宿ごとに休憩を摂るなどしてましたが、熱中症対策として巡行の距離も短縮されて健康面を重視されてるようでした。
小林八坂神社祇園祭 台方町内会・牧の里中町内会祭礼 (7月20日日曜日)
この日も暑い一日となりましたが、朝10時30分の式典(神事)から始まり、11時には予定どおり「宮出し」、そして長旅となる神輿・山車の渡御が1番宿から6番宿までの長い道のりを10時間ほど掛けて各町内を回って行きました。宮入は21時を過ぎたようでした。
式典には、地元選出の衆議院議員、県会議員、市議会議員、そして市長も参列するなど祭りの規模も最も大きなイベントとなっていた印象です。そして後半の18時を過ぎる頃には、JR小林駅南口の駅前ロータリには他町内(馬場、本埜中根地区)の山車も駆け付け、駅前は非常に賑やかに盛り上がっていました。特に、南口駅前広場には、キッチンカー、露天、フリーマーケットも開店し、こちらも近隣から多数の人が集まり大変な賑やかさでした。
南口駅前広場で臨時のショッピングコーナが出来ていました。
駅前の車両の行き来の多い場所ですが、今年は「宿」になったこともあり、車を止めての「暴れ神輿」を披露してました。